賃貸物件でペットを飼っている方飼おうか考えている方は、「ペット可物件」を探しますよね。しかし、ペットの種類によって適した部屋の選び方があります!
今回はペット可物件の基本的な探し方とペットの種類ごとに適した物件の条件を紹介します!

①ペットの飼育が認められる可能性がある物件は3種類
(1)ペット可物件
貸主がペットの飼育を認めている物件を指しており、ペットの種類や頭数などの条件を満たせば、安心して入居することができます。
(2)ペット共生型物件
ペット共生型物件とは、ペットの飼育に適したさまざまな設備がそろっていて、快適な条件で生活できる物件です。また、ほかの入居者もペットを飼育しているケースが多く、ほかの入居者からの理解を得やすいというメリットがあります。
(3)ペット相談可物件
貸主との交渉次第で飼育が許可される可能性のある物件です。入居者を募集するために条件が後付けされているケースもあり、ほかの入居者はペットを飼っていない場合もあります。
②ペット可物件を借りる際のチェックポイント
・ 賃貸借契約書のペットに関する項目や条件を確認
退去時の原状回復費用などの細かいルールがありますので、隅々までチェックしましょう。思ったより費用がかかってしまったり、逆にお得になる場合もあります。
・ 新築や高層階は避けましょう
新築の物件は壁や床の傷が目立ちやすく、原状回復費用が想像以上にかかってしまう可能性もあります。
高層階は猫などのジャンプ力の高いペットがベランダや窓からの転落事故のリスクが大きいため、ペットの種類によっては、1~3階の低層階の部屋を選ぶことをおすすめします。
・ 周辺環境に目を向けましょう
ペット用品を買えるお店や動物病院が近くにあれば、いざというときにも安心なので、気になる物件の周辺について、地図などで情報収集をしておきましょう。
③ペットのタイプ別:住みやすい物件の種類と条件
・猫を飼う場合
猫は本来単独で狩りをする動物であり、強い独立心を持っていることが多いです。なわばりを大切にするため、必要に応じて飼い主と居住空間を分けられる間取りを選ぶといいでしょう。
また、爪とぎは猫の本能的な習性なので基本的にしつけなどで止めさせることができません。そのため、猫を飼う際には、特に柱や床の素材が傷つきにくいものにしましょう。
加えて、猫は日なたぼっこを好むので日中の日当たりに優れた南向きの物件は居心地のいい環境となるのです。
・犬を飼う場合
じゅうたんが敷かれた物件か、コルクマットやカーペットなどを敷きましょう。犬は運動量が豊富でよく走り回るため、フローリングの床は滑りやすく関節や骨への負担が大きいためです。
また、犬は体温調節が苦手であり、暑さに弱い性質を持っているので、部屋の温度管理はとても重要なポイントとなります。犬の場合は特に窓の数や位置、空調設備などに目を向けておきましょう。
・小動物を飼う場合
ウサギやフェレット、ハムスター、鳥類などのケージで飼えるペットは、比較的に飼育が認めてもらいやすく、飼育可能な物件を探すのもそう難しくありません。手狭な物件でも飼えるので比較的物件が見つかりやすいです。
ただ、ニオイや騒音などによって近隣に迷惑をかけてしまう可能性はあるので、十分に注意することが大切です。
・爬虫(はちゅう)類や熱帯魚を飼う場合
熱帯魚や小さな亀なら、賃貸物件でも許可なく飼育できる可能性は高いです。しかし、湿気によるカビや水槽の水漏れなどのリスクがあるため、貸主の許可を取っておきましょう。
さらに、温度変化に弱い爬虫類や熱帯魚には、基本的にあまり日当たりの強い部屋が適していません。直射日光の当たらない場所を確保しましょう。
いかがでしょうか?
どんなペットを飼うにしても、飼うだけの予算、環境整備があるか、近隣住民の方や貸主の許可を取るなどの配慮をした上で飼うかどうかを検討しましょう。カラーズでは、住宅に関するサポートもさせていただいていますので、お気軽にお尋ねください。