【国内向け】新型車開発は なぜ減少??海外のお下がりばかり販売される理由が明らかに…‼︎

  • 2020.09.29
  • car
【国内向け】新型車開発は なぜ減少??海外のお下がりばかり販売される理由が明らかに…‼︎

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かつては日本市場向けの仕様を優先して開発していた日本の自動車メーカーでしたが、最近はめっきり新車開発は海外に向けた仕様を開発するようになっています。海外市場向けに作ったものを日本仕様に修正し、売ることが珍しくありません。

一体 なぜなのでしょうか…?今回は その理由を明らかにしていきます!

日本のメーカーが海外市場メインで開発しているといえる点

1990年代前半頃までは日本の自動車メーカーの作るクルマは、まず日本向けに作り、それを少し変更して海外向けに展開するのが一般的でした。その頃は海外で売っているほとんどの車種が、日本で売るクルマをベースに作るのが当然だったのです。

しかし、今の日本で販売されている車両を見てみると…日本市場をメインとし、開発されたモデルは当時とは比べ物にならない程に少なく、海外市場向けに作ったものを日本仕様とし、改造を施し、仕立てて売ることも珍しくありません。それは いったいなぜなのでしょうか。

例えば、ホンダの「シビック」や「CR-V」、「アコード」などは 海外で販売が開始されてから、かなり遅れて日本で発売されています。今はそのようなモデルが多くありますが、それらは海外向けに開発されたモデルと考えていいでしょう。

 日産でも「シルフィ」、「ティアナ」など、海外では すでにフルモデルチェンジした新型車が発売されているにもかかわらず、日本はというと…従来モデルが当たり前のように継続販売されていたという例もありました。それは海外市場を優先しているからです。

海外市場優先の日本が日本市場をターゲットにしている車もあるの?

軽自動車や コンパクトカー、ミニバンは日本市場をターゲットにして開発されていると言えます。

しかしながら、1990年の日本の乗用車販売台数 最盛期は(登録車&軽自動車) 年間で約777万台を販売していました。その後 日本の自動車市場は徐々に縮小し、520万台程と最盛期の3割程度に減少していきました。

それに比べて海外での販売は増え続けた為、今の日本メーカーの海外依存が高まったと言えるでしょう。日本メーカーも日本よりも海外を重視せざるを得ない状況になってしまったのです。

 そこで悩みの種が生まれます。日本と海外での求められるニーズには違いがあります…海外では日本で人気のコンパクトな小型車でも 広めの車幅が好まれるなど、それぞれの要求に違いが出てくるのです。

 そうなってくると、効率よくクルマを作って売るには「日本市場を最重視」とは言っていられません。

しかし!日本向け開発でも海外で評価された日本車もある!?

 そんな中、トヨタには珍しい例があります。それは現行モデルの「カローラ」です。

 基本設計は海外への展開モデルと共用しつつも、日本専用として車体サイズをギュッと小さくするなど、日本向けに大きな変更を施しているのが特徴。

 日本のユーザーをきちんと理解し、考えている日本メーカーだからこその車となっています。

逆もある!日本向け開発が海外で大成功!

 大成功といえるのが トヨタの「アルファード」や「ヴェルファイア」。同車はそもそも日本向けの商品展開でしたが、先代が東南アジアなどに並行輸出され、それがスマッシュヒット!それを知ったトヨタが正規輸出すると、さらに人気が盛り上がりました。

 購入していくのはお金を持った富裕層ですが、なかには「いくらでもお金を払うから さらに上級モデルが欲しい!」という声も多くありました…大成功の瞬間です!

いかがでしたか?

日本のメーカーだからこそ、日本ユーザー向けの車を作りたい!…と思いながらも日々切磋琢磨する自動車メーカー。あなたが次に車の購入を検討した際には日本向け開発の車だけでなく、海外へ向け開発されたクルマにも目を向けてみるのも良いのかもしれませんね!

あなたのカーライフがより一層素敵なものになりますように…!!

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